体験レポート/漁師の声

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定置網漁業

新規就業希望者の短期研修「定置網漁業」に同行しました。

通定置漁業組合(組合長 黒瀬 紀史雄)
山口県漁業協同組合通支店

操業パターン

年を通じて定置網漁業を操業。
マアジ、ブリ(ヤズ)、ヨコワ、ケンサキイカ等が季節に応じて漁獲されます。
年間操業日数は約290日。

水揚げ金額

年間1億3千万円程度

定置網漁業乗船記

平成25年6月4日、大津緑洋高校水産校舎4名の短期研修に同乗し定置網漁業に同行しました。

午前2時00分 通漁港に集合

午前2時25分 通漁港を出港

午前2時40分 漁場に到着、揚網を開始

出港から所有する定置網までは約15分。
大型船のため揺れはほとんど無く、船酔いする間もなく、漁場に到着です。
定置網に到着したら、ローラーでロープを巻き上げ、魚の入った網を絞り込んでいきます。
海面にはトビウオやマアジ、時には大型のバショウカジキ、上空には漁のおこぼれを狙ってカモメ達が集まってきます。

揚網作業

午前3時15分 揚網中

いよいよ袋網を絞り込みます。
網を総出でたぐり寄せる姿は豪快で、みんなでタイミングを合わせて網をたぐり寄せていきます。
ロープで船を寄せるタイミングと網を手繰り寄せるタイミングを見計らい、ホイッスルの合図で揚網作業を進めていきます。
ある程度網が絞り込まれたら、目に付いた大型魚は先に船に揚げられます。
この日はバショウカジキが10本程網に入っていました。

選別作業

午前3時20分 揚網は大詰めに

午前3時25分 選別作業

いよいよ揚網もクライマックス。
絞り込まれた網から大きなたも網で漁獲物を選別台に移し、魚種、大きさ毎に仕分けていきます。魚類は海水氷を張った活間に移されます。
イカ等は大きさ毎に分けた後、船上で発泡スチロールに移し替え、市場に出荷されます。
研修生は網揚げに続き、選別と氷の運搬作業を行っていました。
船は選別を行いながら、漁場から20分程の仙崎市場に向けて航行します。

市場へ出荷

午前4時20分 仙崎市場に水揚げ

午前4時20分仙崎漁港に入港し市場で再度、魚種、大きさ毎に選別と箱詰めを行い、市場に出荷されます。

この日は

コビラ 80箱
マアジ 20箱
ゼンゴ 35箱
イカ 10箱

その他、活トラフグ、活鯛等、約30種類の魚が、水揚げされました。 年間を通しては、季節によりマグロも入網しています。 豊漁の時は選別が昼前まで係ることがあるそうです。

帰港

午前5時35分 出荷作業を終え帰港

出荷作業を終え、白々と明けていく中、通漁港に帰港します。
沖から漁港の灯が見えると、少しホッとします。
帰港後に船の掃除や機材の整備等を行い、この日は午前6時に解散となりました。

〜山口県漁業協同組合通支店より〜

私たちの組合は日本海に面した北長門国定公園の青海島東端に位置する通地区にあり、組合員176名を有しています。イカ漁を中心とする一本釣漁業をはじめ、いわし船曳網漁業、定置網漁業、採介藻漁業、はえなわ漁業が営まれています。また、イワシの加工も盛んに行われています。
通地区には、5名のニューフィッシャーがおり、2名は、独立型漁師、3名は定置網での雇用型乗組員として元気に漁に励んでいます。