山口の漁業

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萩市・大島について

位置図

 萩市は山口県の西北に位置し、阿武川の下流に形成された三角州を中心に発達したまちで、美しい水と緑に恵まれた土地です。長さ35kmに達する海岸線は、北長門海岸国定公園に指定されています。気候は温暖で、それぞれの季節に応じた情緒をかもし出します。
 慶長9年(1604年)、毛利輝元が萩の地に入府し、文久3年(1863年)藩政が山口に移るまでのおよそ260年間、毛利36万石の城下町として栄えました。また、萩市は、近代日本の夜明けを告げた明治維新胎動の地として、吉田松陰をはじめ、木戸孝允、高杉晋作など多くの逸材を輩出しています。
 大島は、萩市から船で25分、沖合約8kmの海上に位置しています。漁業が盛んで、特産品としては瀬つきあじ、ブリ、タイ、ウニ、アワビ、サザエなどがあります。

萩市・大島での暮らしについて

生活全般について

漁村集落環境整備事業により、水道、下水施設が整備されトイレは水洗化されています。

住居(住宅事情)について

入居できる貸家を用意しています。

学校について

大島地区には、萩市福祉法人の保育園、萩市立の小・中学校があり、児童生徒数は1学年10名程度です。

買い物など(スーパーその他)

スーパーは、漁協大島支所のスーパー(本店、支店)と日用雑貨店4店あり、日常生活に不便はありません。

病院について

萩市大島診療所があります。(歯科、小児科専門医はありません) 急患時は、救急指定漁船にて萩市まで搬送します。(約20分)

定期船について(平成18年5月現在)

1月1日〜2月末日、10月1日〜12月31日
便名 大島発 萩 着 萩 発 大島着
7時00分 7時25分 8時10分 8時35分
9時10分 9時35分 11時00分 11時25分
13時00分 13時25分 15時00分 15時25分
16時00分 16時25分 17時00分 17時25分
3月1日〜9月30日
便名 大島発 萩 着 萩 発 大島着
7時00分 7時25分 8時10分 8時35分
9時10分 9時35分 11時00分 11時25分
13時00分 13時25分 15時00分 15時25分
16時00分 16時25分 17時00分 17時25分
17時40分 18時05分 18時15分 18時40分

萩市・大島の漁業について

どんな漁業か

素潜漁業、まき網漁業、一本釣漁業が主な漁業です。

採介採藻(潜水)漁業

漁業者は実質操業者34経営体。対象魚種は主にウニ、アワビ、サザエ、ワカメ、テングサなど。(漁業権区域内操業)

操業パターン
アワビ 12月21日〜10月31日
サザエ 1月1日〜12月31日
ウ ニ 1月1日〜12月31日

操業日数

年間の操業日数は約180日。
操業時間は、午前8時から午後15時まで。

実際の漁の作業内容

一人で操業する俗にオケ持ちと相乗りで操業するフンドー潜りがあります。いずれも潜水スーツ着用での漁業。

オケ持ち漁法

漁場を決め、投錨し、その周辺一帯を潜り、桶を持って移動しながら漁をします。

フンドー潜り

相乗り(夫婦)で、妻が船を操船し、夫がフンドー(おもり約15kg)を持って海底まで行き、たどり着くと手を放して漁をします。浮上すると船を近づけて漁獲物を船上に投げ込みます。この繰り返しの漁法です。
帰港すると貝類は生簀で生かし、ウニは家庭に持ち帰り家族で選別、板ウニとして出荷します。