山口の漁業

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萩市・須佐について

位置図

 須佐之男命の伝説の町・旧須佐町(現萩市)は山口県北東端に位置する日本海沿岸の町で、北は日本海に深く入り江をなし、また東西南の三方を山に囲まれた人口4,000人弱の自然豊かなのどかな町です。
 町の面積は87.15km2、気候は須佐地域の海岸部と弥富地域の山間部に二分され、須佐地域は対馬海流の影響により冬期も比較的温暖で年平均気温14.7度、弥富地域は13.0度です。
 また、島根県益田市に近年開港した石見空港が、空の玄関口として利用されています。

 須佐地区は従来まき網等の網漁業が主幹漁業でしたが、いわし、あじ等の資源の減少により、現在はイカ一本釣漁業が主幹漁業となっています。
 漁協では須佐のケンサキイカ「男命烏賊(みこといか)」のブランド化を推し進め、また直売市の開催等による出荷販売の拡大を図っています。

須佐港

萩市・須佐での暮らしについて

住居(住宅事情)について

漁村地域では、下水施設が設備されており、トイレは水洗化されています。漁民アパートのほかに、空家が点在しています。

学校について

須佐地区には、公立の保育園、小学校、中学校及び高校が1校ずつあり、小中学生の児童生徒数は1学年20名程度です。

買い物など(スーパーその他)

漁協須佐支所の購買部やスーパーが3店、一般小売店もあり、日常生活に不便はありません。

病院について

一般診療所が2つ、歯科診療所が2つありますが、小児科等専門医療は、島根県益田市(車で30分)もしくは萩市(車で40分)の病院を利用することになります。

祭り、イベント情報

4月下旬 ジョイフルセンター祭り
5月3〜5日 須佐焼ふれあい祭り
5月5日 エコロジーキャンプ場祭り
7月25〜26日 祇園祭
7月27〜28日 弁天祭り
10月上旬 そばの花祭り
11月中旬 赤米フェスタ
12月28日 須佐特産暮れの市

萩市・須佐の漁業について

どんな漁業か

一本釣、磯建網、潜水漁業、小型旋網漁協、延縄漁協が主な漁業です。

一本釣漁業

山口はぎ漁協須佐支所の一本釣漁業者は74経営体。
対象漁種はイカ(ヤリイカ、ケンサキイカ)で季節によりイカの種類が違います。また、漁場も季節により変わります。

一本釣漁業の年間操業パターン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

矢印
ヤリイカ
(昼・夜)
須佐沖の近海




矢印
ケンサキイカ
(昼・夜)
須佐沖〜見島周辺




矢印
ケンサキイカ
(夜間)
須佐沖〜見島周辺





矢印
ケンサキイカ
(昼・夜)
須佐沖の近海

操業日数

年間の操業日数は200日。
昼間操業の場合は、朝5時ごろ出漁し、夕方帰港します。午前4時30分にセリが始まるのでそれに間に合うように帰港します。
夜間操業は夕方4時から午前2時迄。
主に日帰り操業です。

実際の漁の作業内容

一人で操業する場合は、両舷に2本づつの漁具を、2人で操業する場合は両舷及び船尾で6本の漁具を操作します。イカが釣れれば、ラインホーラーを使って漁具を引き上げます。水深は25〜100mくらい。