防府市・野島について
防府市は、山口県の中央部の瀬戸内海に面した場所に位置した、人口約12万人の地方都市です。県内最大の広い平野と豊かな水量の佐波川という地理条件に恵まれ、古代から地方の拠点として栄えてきた名残から、市内には防府天満宮に代表される文化資源が数多く存在しています。
その防府市・三田尻港から船で27分、南東約15kmの海上に野島があります。
野島は、瀬戸内海国立公園の一角を占め、島の周囲は格好の漁場となっており、四季を通じ太公望たちが訪れています。
島の産業は漁業が中心でエビ、カレイ、イカ、タチなどが水揚げされます。
防府市・野島での暮らしについて
住居(住宅事情)について
一軒家(親子4人世帯が住める広さ)の貸し出し可能。家賃は25,000円/月ぐらいから。上下水道、電気温水器完備。防府市在住の人が夏の間だけ住む別荘のような住まいがあり、夏以外は空き家といった家が結構あるため、そうした家を借りることができます。
学校について
中学校まで島にあります。現在、小学校では、生徒の人数が少ないこともあり丁寧に勉強を指導してもらえます。
買い物など(スーパーその他)
島内の漁協、よろずやが2件ある。食料や雑貨などたいていのものはそこで揃います。そのほかの買い物は週末に定期船で防府市にでかけます。三田尻の乗り場の横に車を置いておき、それに乗って出かけます。防府市内には大きなショッピングセンターなどがあります。
病院について
週1回、診療所に医者が通います。その他月2〜3回保険婦が来て健康診断を行い、もし治療が必要な人がいれば防府市内の病院を紹介してくれます。
急病人が発生した時には、15分で防府市内に行ける救急艇があり、輸送中に無線連絡をとりながら救急車や病院の手配をします。漁協など島内の主な建物にはたいてい担架が設置してあります。
定期船について(平成18年5月現在)
1日4便。片道27分。料金片道750円(子供380円) 「ニューのしま」
三田尻発 | 野島着 |
---|---|
8時30分 | 8時57分 |
12時30分 | 12時57分 |
14時30分 | 14時57分 |
17時45分 | 18時12分 |
その他必要なものや施設
週末、防府市での足として車があると便利。三田尻港の定期船乗り場に駐車場(無料)があります。市内に郵便局あり。金融機関は郵便局と漁協の信用部の2つ。
奥さんの勤め口
今は島の中にはありません。島の奥さんたちは、たいてい一緒に船に乗り、漁を手伝います。遊漁のお客さんを相手に民宿を開くようになれば、食事や宿泊の世話などで人手が必要なので仕事はできます。
防府市・野島の漁業について
どんな漁業か
遊魚・小型底曳網素潜漁業、一本釣漁業が主な漁業です。
小型底曳網漁業
野島の小型底曳船は40隻ほどあります。野島はアカエビの好漁場で、主にこれをねらいます。頭をとり、加工した干エビ・焼エビは最高級の贈答品で県の特産物として高値で売れます。夜間操業が基本で、網を海底で引きずり、1〜2時間後に網を上げます。これを繰り返し、朝5時帰港し、市場へ出荷。
操業日数
毎週土曜日、祭りの日、7月20日(海の日)と11月第4土曜日。
4月20日〜5月10日(20日間)、9月20日〜10月3日(13日間)
禁漁期は資源保護の立場から、エビなどの産卵期などは漁獲しない為設けられています。年間の平均出漁日数は120日前後。