山口の漁業

ホーム山口県の漁業|山口の暮らし長門市・通について

長門市・通について

位置図

 長門市は山口県の北西部に位置し、青く澄んだ海、青々とした山、青くさわやかな空の美しい町です。
東洋のシェークスピア近松門左衛門の出生伝説や童謡詩人金子みすゞの生誕地でもあることから、恵まれた自然環境と伝統文化の特徴をいかし「文化と産業」の個性的な町づくりを推進しています。
 通地区は北長門海岸国定公園である青海島の東端に位置し、周囲を日本海と仙崎湾に囲まれた漁業のまちです。また、通は江戸時代元禄期に長州捕鯨の基地として隆盛を極め、くじらの歴史文化が生きづいているまちです。
 通の漁業はイカをねらって操業する一本釣漁業、いわしの稚魚を対象とするいわし船びき網漁業、タイ、フグ、アラを対象とする延縄漁業、アワビやサザエを対象とする素潜漁業及び定置網漁業が主体となっています。

長門市・通での暮らしについて

生活全般について

通地区には、7戸の市営住宅のほか民間の借家があります。家賃は1万円〜3万5千円というところです。

学校について

公立の保育園、小学校、中学校があります。高校については長門市内に4校あり、教育施設の整備は良好です。

買い物など(スーパーその他)

通地区内には、漁協の購買部をはじめ、一般小売店、スーパーがあり、日常生活に不便はありません。また、長門市内にも大型店舗が多数あります。

病院について

長門市内には多数の病院があり不便はありません。

(共働きとしての)奥さんの勤め口

長門市内が通勤範囲であることから希望職種への就業は可能です。

 祭り、イベント情報

4月6日 住吉神社 春祭り
4月7日 船まつり
7月20日 くじら祭り(漁協青壮年部主催)
7月21日 住吉神社 夏祭り

長門市・通の漁業について

どんな漁業か

一本釣漁業、いわし船びき網漁業、延縄漁業、素潜漁業及び定置網が主な漁業です。

一本釣漁業

通の一本釣業者は、78経営体。
対象魚種はイカで、季節によりねらうイカの種類が違います。また、漁場も季節により当然変わってきます。

一本釣漁業の年間操業パターン
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

矢印
ヤリイカ
(昼間)
萩沖〜通沖




矢印
ケンサキイカ
(昼間)
長門沖〜見島周辺




矢印
ケンサキイカ
(夜間)
萩沖〜通沖





矢印
ケンサキイカ
(夜間)
萩沖〜見島周辺






矢印
ケンサキイカ
(夜間)
萩沖〜見島周辺

操業日数

昼間操業する場合は、朝5時ごろ出港し、夕方帰港する者とセリが午前2時に始まるので午前0時ごろ帰港する者もいます。
夜間操業する場合は、夕方4時ごろ出港し、午前0時ごろ帰港します。
通常は日帰りの操業形態であるが、1泊2日の操業を行うこともあります。

実際の漁の作業内容

1人で操業する場合は両舷に2本づつの漁具を、2人で操業する場合は両舷及び船尾で6本の漁具を操作します。イカが釣れれば、ラインホーラーを使って漁具を引き上げます。水深は25m〜100mくらい。