山口の漁業

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周防大島町について

位置図

 周防大島町は、山口県東南部に位置し、瀬戸内海に浮かぶ島では3番目の面積を有し、島と本土は大畠瀬戸を渡る大島大橋によって連結しています。
 地勢は、全般的に山岳起伏の斜地で600m級の山々が連なり、海岸部に狭隘な丘陵地が広がる程度で、大半を山地が占めており、年間平均気温15.5℃と比較的温暖な、青く澄みわたる瀬戸内の海と四季の彩り豊かな美しい自然を有する町です。

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周防大島町での暮らしについて

生活全般について

町内に病院、学校等の公共施設は十分整備され、スーパー・コンビニ等についても、数ヶ所営業しています。
なお、飲食店も数店舗が営業しており、新鮮な魚貝類等の味を堪能できます。
その他、温泉施設、海水浴場が数ヶ所ありますので、季節に応じて周防大島町なりの楽しみが持てると思います。

住居について

町内に公営住宅のほか、民営のアパートがあります。

学校について

町内には、公立保育園1ヶ所・私立保育園10ヶ所、公立小学校9校・公立中学校2校、国立の大島商船高等専門学校、県立の周防大島高等学校があります。
なお、卒業後、町内の病院に勤務すれば、修学資金が有利な、大島看護専門学校への入学をおすすめします。

買い物など(スーパーその他)

町内に、食料品・衣料品・日用品等の買い物が出来る店舗が数ヶ所、及びコンビニが3ヶ所(橘地区1ヶ所、久賀地区1ヶ所、大島地区1ヶ所)ありますので、日常生活に不便はありません。

病院について

町内に、町立病院・医院が3ヶ所、個人医院が数ヶ所あり、不便はありません。

その他の施設(共働きとしての奥さんの勤め口)

町内の就業は可能です。

祭り、イベント情報

2月上旬 サザンセト大島ロードレース大会
3月下旬 サザンセト大島少年サッカー大会
4月下旬 お大師堂めぐり歩け歩け大会
7月上旬 サザンレク片添山口県知事杯ビーチバレーボール大会
毎月第4日曜日 安下庄海の市

周防大島町の漁業について@(久賀漁協)

どんな漁業か?

タコツボ、刺網、曳き縄漁が主な漁業です。

久賀漁協の主な漁業は、タコツボ漁業が約20経営体。刺網は18経営体。
曳き縄漁は10経営体で操業しています。5トン未満の船で山口県内海東部海域が主な漁場です。ねらう魚種は、タコ、メバル、カレイ、タイ、太刀魚、サワラ等、時期により道具も魚種も変わります。
操業は、朝7時頃出港し夕方4時頃帰港して市場へ出荷します。

漁業に従事する漁船の規模

操業する漁業により、船の規模は変わります。久賀漁協に所属の船は2トンから3トン位の船が多数を占めます。新船なら1,000万円程度ですが、魚探等の装備により値段は変わります。中古船を買う場合は安く買える時もあります。

主な漁場

山口県内海東部海域(岩国市沖から大島沖、柳井市沖周辺)

対象魚種

タコ、メバル、カレイ、タイ、太刀魚、サワラ等

対象魚種の操業期間(年間パターン)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

矢印
タコ
(1月〜9月中旬)

 

矢印
タコ
(11月下旬〜12月末)

矢印
メバル、タイ、太刀魚
(1月〜12月末)

矢印
カレイ
(1月〜4月中旬)

 

矢印
サワラ
(6月中旬〜11月下旬)

 

操業日数

年間平均180日程度。
市場の休場日の前日や、海が時化ている日は、休漁します。
定期休漁日は、7月20日(海の日)と11月第4土曜日。

実際の漁の作業内容

基本的には、日帰り操業で、朝出漁し夕方には帰港します。
漁師は、個人経営なので自分の好きな時に休めますが、魚が捕れる時は、少し無理をし朝早く出漁したり、夜遅く帰港する時もあります。

時化の日等の陸での仕事

漁具(仕掛け)の手入れ。

■周防大島町の漁業についてA(県漁協東和町支店)

どんな漁業か?

一本釣・建刺網・採介藻・ごち網漁業等が主な漁業です。

一本釣漁業が約150経営体、建刺網漁業が約80経営体、採介藻漁業が約50経営体、ごち網漁業が約10経営体です。
主に5トン未満の漁船で、周防大島町周辺海域が主な漁場です。
対象魚種は、マダイ、アジ、ハマチ、メバル、カレイ、サザエ、アワビ、ウニ等ですが、時期により獲れるも魚種は変わります。
操業は、基本的には早朝出港し、午後帰港しますが、魚種によりまちまちです。

操業に従事する漁船の規模

一本釣・建刺網・採介藻漁業は1〜3トン、ごち網漁業は5トン弱の漁船を使用します。
新造船であれば、約1,000万円は必要と思われますが、漁業者の減少により、中古船が増えてきているのが現状で、安価で購入することは可能です。

操業期間・採捕制限等

通年操業できる魚種が大半ですが、タコ、ウニ、海藻類については、操業できる期間が定められています。
また、サザエ、アワビ、キジハタ等は、一定のサイズ以下は採捕できません。

操業日数

操業日数は200日程度ですが、時化、市場休みの前日(土曜日・祝日の前日等)は、休漁します。

実際の漁、時化の日等の陸での作業内容

全漁種とも、日帰り操業です。
時化の日等は、陸上で網の補修、釣り道具の製作等を行います。