山口の漁業

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田布施町について

位置図

 田布施町は山口県の南東部に位置し、瀬戸内海に面した、東西8q、南北15.2q、面積50.35平方qの町です。北西部の山岳地帯に源をなす田布施川が中央部を貫流し、南部の瀬戸内海に注ぎ、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。
 南方海上には馬島という島があり、特に夏場はキャンプや海水浴などで多くの人々に親しまれています。また北には田布施町飛地として小行司地区があります。
 町の中央部は平坦地で市街地をなし、JR山陽本線田布施駅を中心に道路網が四方に放射し、スーパー、ホームセンター、飲食店などが充実しています。
 日照時間が多くて降水量の少ない、瀬戸内海型気候区に属しており、温暖な気候で、比較的過ごしやすいと思います。

田布施町での暮らしについて

生活全般について

町内に学校等の公共施設は十分整備され、スーパー・コンビニ等についても、数ヶ所営業しています。
なお、飲食店も数店舗が営業しており、郷土の味を堪能できます。車があると日常生活に不自由を感じる事はないと思います。
その他、観光施設、キャンプ場・海水浴場がありますので、季節に応じて田布施町なりの楽しみが持てると思います。

住居について

町内に公営住宅のほか、民営のアパートや借家があります。家賃は5万円程度です。

学校について

町内には、公立・私立の保育園、公立の小・中学校、県立の田布施農工高等学校があります。

買い物など(スーパーその他)

町内に、食料品・衣料品・日用品等の買い物が出来る大型スーパーが数ヶ所、及びコンビニが5ヶ所ありますので、日常生活に不便はありません。

病院について

町内に個人医院が数ヶ所あります。また、光市、柳井市など近隣市に総合病院もあり不便はありません。

共働きの場合の勤め口

町内の就業は可能です。また、光市、柳井市、平生町など近隣市町が車で通勤可能範囲にあります。

祭り、イベント情報

2月下旬 牡蠣まつり
4月上旬 たぶせ桜まつり
4月上旬 田布施川さくら健康マラソン大会
10月上旬 たぶせスポーツまつり
12月上旬 田布施町内一周駅伝大会

田布施町の漁業について(山口県漁協田布施支店)

どんな漁業か?

小型底びき網漁業が主な漁業です。

小型底びき網漁業

山口県漁協田布施支店(以下、田布施支店)の小型底びき網漁業は、7経営体あり、主に祝島沖の漁場で操業しています。ねらう魚種は、ハモ、シタビラメ、カレイ類、ワタリガニなどで、時期、魚種によって漁具、操業方法を変えています。
5〜10月の漁は、概ね12時頃出港し翌朝4時頃帰港して市場へ出荷します。一方、11〜4月の漁は、概ね朝5時頃出港し夕方18時頃帰港して市場へ出荷します。

漁業に従事する漁船の規模

操業する漁業により、船の規模は変わりますが、小型底びき網漁船の場合、4〜5トン未満です。整備費用は、魚探等の装備の内容により大きく変わりますが、一般に新船なら2,000万円程度かかります。そのため、多くの漁業者は、中古船を購入して装備品を取り付け、費用を低く抑えています。

主な漁場

山口県内海東部海域(田布施町沖から祝島沖)

対象魚種

ハモ、シタビラメ、カレイ類、ワタリガニなど

対象魚種の操業期間(年間パターン)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
       

矢印
ハモ(5月〜10月)

   

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シタビラメ・ガザミ
(11月〜4月中旬)

           

矢印
シタビラメ・ガザミ


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カレイ類
(12月〜4月中旬)

             

矢印
カレイ類

操業日数

年間平均120日程度。
海が時化た日のほか、市場の休場日の前日や、規則で定められた休漁期間(小型底びき網は4月下旬、9月下旬に10日間程度)中、7月20日(海の日)と毎週土曜日の定期休漁日は漁を休んでいます。

実際の漁の作業内容

基本的には、日帰り操業です。
漁師は、個人経営なので自分の好きな時に休めますが、魚が多く捕れる時には、少しでも多く稼ぐために、朝早く出漁したり、夜遅く帰港したりすることがあります。

時化の日等の陸での仕事

漁船の整備、漁具(仕掛け)の手入れ。