山口の漁業

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柳井市について

位置図

 柳井市は、山口県の南東部、岩国市と周南市の中間にある、南北32km、東西20kmの小都市です。古くは室町時代から、柳井川の河口に開けた港を中心に港町として栄え、江戸時代には、西日本一帯を交易圏とする山陽道屈指の商都にまでなった歴史があります。当時の栄華を今に伝える、土蔵造りの建物が多数現存しており、「白壁の町並み」として、市民や観光客から親しまれているほか、今も四国松山とはフェリー航路で結ばれているなど、「港町・柳井」は健在です。
 また、周囲を海と山とに囲まれていることから、自然環境には恵まれており、上関町と境を接する南端には、瀬戸内海国立公園に指定された皇座山があるなど、風光明媚なスポットには事欠きません。こうしたシチュエーションを生かし、市内各所に市民向け公園やレクレーション施設が整備され、特に阿月地区には、民間の温泉型保養施設が整備されています。
 沖合にある周囲22kmの平郡島とは、フェリーで結ばれ、ここで獲れるタコは、明石のタコに勝るとも劣らないおいしさということで注目を集めています。

柳井市での暮らしについて

生活全般について

市内に病院、学校等の公共施設は十分整備され、ショッピングセンターも多くの店舗が営業しています。
漁業地域は主に3ケ所に分かれているが、いずれにせよ、市中心部からそう遠くないため日常生活に不自由を感じることはありません。ただし、移動には車があったほうがベター。
大型都市(広島市)まで1時間20分かかるのが難点ですが、市内にゴルフ場、海水浴場等があり、柳井市なりのレクリエーションが楽しめます。

住居について

市内に公営住宅のほか、民営のアパート、借家があります。家賃は2万4千円〜7万円程度。

学校について

市内には、公立、私立の保育園及び幼稚園、公立の小学校、中学校があり住居地区に合わせて選べます。県立の柳井高校、柳井商工高校、私立の柳井学園高校があり、教育施設の整備は良好。

買い物など(スーパーその他)

市内に大型のショッピングセンターが数軒あり日常生活に不便なし。

病院について

市内に総合病院があり不便なし。

その他の施設(共働きとしての奥さんの勤め口)

市内の就業は可能。

祭り、イベント情報

2月11日 阿月神明祭
4月下旬 天神まつり
8月13日 金魚ちょうちん祭り
11月23日 柳井まつり

(年2回,漁業青壮年部による保育園に出張バーベキューサービスを行っています。)

柳井市の漁業について

どんな漁業か

一本釣漁業が主な漁業です。

一本釣漁業

 当漁協の一本釣業者は約50経営体。本格的な一本釣業者は4トンクラスの船を使って山口県内海東部海域が漁場の中心として操業します。ねらうものは、アジ、サバ、スズキ、タイ等であり、時期、魚種に併せていろいろな道具を使用します。操業は朝6時頃出港し夕方6時頃帰港します。アジ、サバは活かしておき、朝3時頃起きて出荷します。

漁業に従事する漁船の規模

4トン〜5トン未満、70〜90馬力の船で12〜15年経過船で500万円程度。新船なら1,600万円程度。 レーダー、GPS、魚探、巻き上げ機械の装備は絶対に必要。中古船に着いている装備もありますが、新たに装備すれば200万円程度は必要。

主な漁場

山口県内海東部海域(岩国市沖から大島沖、柳井市沖周辺)

対象魚種

タチ、アジ、サバ、スズキ、ヒラメ、タイ等

操業のパターン(年間パターン、魚種毎の操業形態、休漁期)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 

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ヒラメ

                 
 

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サバ・アジ

   

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サバ・アジ

     

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タチ

   

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スズキ

           
       

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タイ

         

操業日数

年間200日程度。
一本釣は、シケの日が休み。決まった定期休漁日は7月20日の海の日と11月の第4土曜日。

実際の漁の作業内容

一本釣は、基本的には、日帰り操業となります。漁師は各人が社長であり、自分で好きなときに休めますが、魚が釣れる時期は限られており、釣れる時期に多く稼ぐ必要があるため、盛漁期には1泊2日の操業を行います。

時化の日等の陸での仕事

漁具(仕掛け)の手入れ。